寒い冬がようやく終わり、間もなく新学期が始まるという方も多いのではないでしょうか。
春が終われば夏。少々せっかちな気もしますが、
今回はそんな「夏」にぴったりな作品を紹介します。
今回ご紹介する作品は
ぐらんぶる(原作:井上堅二、作画:吉岡公威)です。
『good!アフタヌーン』(講談社)2014年5月号から連載を開始しており、
2018年7月にはアニメ化され、また同年「みんなが選ぶTUTAYAコミック大賞2018」ネクストブレイク部門で7位にランクインしました。
作者の井上堅二先生はライトノベル作品「バカとテストと召喚獣」で第8回えんため大賞編集部特別賞を受賞するなど、おバカキャラを描いた作品に定評があります。
また『ぐらんぶる』は2020年8月に実写映画化もされたため、
覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
『ぐらんぶる』のあらすじ
海が近くにある大学への進学を機に、叔父が経営するダイビングショップ「グランブルー」に居候することになった主人公・北原伊織。十年ぶりに会う従姉の奈々華や千紗に緊張しつつも、新生活を楽しみにしていた。華やかな学生生活を夢見る伊織だったが、そこで出会ったのは野球拳、とびきりの美女、そして酒とスキューバダイビングと裸を愛する野郎ども!そして、元が馬鹿で無神経かつ鈍感な性格の伊織。いつしか連中との馬鹿騒ぎを楽しみ、ダイビングの魅力に次第にのめり込んでいき・・・。
『ぐらんぶる』の見どころ
この物語の魅力をざっと上げると、
①綺麗な絵
②爽快なギャグ
③名言
といったところでしょうか。
綺麗な絵・爽快なギャグ
この作品はギャグ要素が濃い作品なので
ダイビングの要素が薄くなってしまう所もあるのですが、
時折登場する海の中の表現はとてもきれいで、
ダイビングがしたいな~と思わず思ってしまいます。
海の中だけではなく全体的にとても丁寧な作画なので、
絵とギャグのギャップで笑えること間違いなしです。
主に学生特有の「ノリ」と「酒」で発生する、
シリアスさと爽やかさを含んだギャグは何度読んでも笑ってしまいます。
名言
登場人物はほとんど常識のないクズですが、根はいいやつらばかり。
「安全確認はしっかりやった。ここにはお前だけじゃなくて俺もいる。」「大丈夫だから気合い入れて潜ってこい。何があっても助けてやる。」
普段酒のことしか頭にない先輩でも、
水が苦手な伊織が初めてダイビングに挑戦する時は
できるだけの準備はしたこと、失敗しても大丈夫だということを
しっかり伝えてくれるのです。
他にも、伊織の友人・今村耕平のオタク活動が馬鹿にされた時は、
「人が本気でやってることを馬鹿にするんじゃねえ。アイツはあれでいいんだよ。」
普段は馬鹿にしたり揚げ足を取り合ったりしていても、
心の中ではしっかり存在価値を認めてくれる仲間たち。
普段のギャグや暴走っぷりからは考えられないギャップですね。
爆笑シーンのなかに、ジーンと感動する名シーンに心動かされ、驚かされ、尊敬させられる、
そんな作品です。
ぐらんぶるのギャグはほんとに爽やかな、腹の底から笑えるんですよね。登場人物の裏表のなさも含めて、素のままの自分をさらけ出して大騒ぎするシーンは何度読み返しても飽きません。普段やっていることはメチャクチャなのに、どこか憎めない、イイ奴ら。やはり裏表がない人物は現実・フィクションを問わず人から好かれますね。
『ぐらんぶる』漫画以外の作品も
漫画作品が人気の一方で、『ぐらんぶる』は漫画だけではなく、アニメ、実写映画も放送されています。
『ぐらんぶる』面白い!という方はアニメから見始めた方も多いようです。
実写映画は新型コロナウイルスの影響で放送が延期されてしまいましたが、
現在はしっかりDVDで見ることが出来ます。
気になる方は是非チェックしてみてください。
おわりに
今回はいかがだったでしょうか?
『ぐらんぶる』は2023年3月現在『good!アフタヌーン』で連載中なので、
気になる方は是非読んでみてください。
過去の記事もよろしくお願いします!
ぐらんぶるの公式twitterはこちらからどうぞ!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント