木々津克久先生の代表作、『フランケン・ふらん』。(木々津先生は他に名探偵マーニーなども執筆しています。)
その続編となる『フランケン ふらん frantic』今回は第4巻を紹介していきます。
主人公の美少女人造人間・斑木ふらんは裏社会にその名を轟かせる天才外科医。その神秘の手術の腕で、あらゆる患者の 健康・精神・思想の悩みを解決していくが・・・。
グロ要素・鬱要素がかなり多いホラーコメディ作品です。
原作『フランケン・ふらん』は秋田書店の漫画誌「チャンピオンRED」にて2007年8月号から2012年3月号まで連載され、2019年4月号から『フランケン・ふらんFrantic』として連載が再開されました。
『フランケン・ふらん』について詳しくは過去の記事をどうぞ!
『フランケン ふらん frantic』第4巻あらすじ・作品紹介
マリッジ・ストーリー
本作は過去にご紹介した『フランケン・ふらん』同様、各話ごとに依頼人が現れ、主人公のふらんがその悩みを解決するという形になります。そのため、特に印象に残るであろう回をいくつかご紹介。
ふらんの生みの親・斑木博士の友人の、牟田林夫妻の物語。彼等は戦後の混乱期の中互いに懸命に働き、結婚から30年後、巨万の富を得た2人。しかし彼らの関係は冷え切り、顔を合わすことも無くなっていた。
そんな時、夫の牟田林氏がふらんのもとを訪れた。彼は「妻を愛している」といい、余命少ない自分が妻を置いて先立ってしまうことを不安に感じていた。
そんな牟田林氏の気持ちに同情したふらんは彼にある提案を持ち掛け、彼の死後も妻が安心して生きていけるように取り計らった。
牟田林氏が訪れてから数日後、ふらんのもとに牟田林婦人が訪れ、「夫を愛している」と今までの後悔を語った。婦人は自分の死後も夫を支えたいとふらんにある提案を持ち掛けるが・・・?
侵略者を撃て
砂漠のパーキングエリアで足止めを食っていたふらんと、妹分のヴェロニカ。
そこへ一人の兵士が乱入し、「この先の基地から宇宙人が脱走した」と警告し始める。
どんなものにでも姿を変えられるというその宇宙人を探すために、ふらんとヴェロニカも協力することになった。
スマホの認証や聞き込みなど、様々な手段を試したが中々尻尾をつかませない宇宙人。
調査を進めていくうちにある客の様子がおかしいことに気付くヴェロニカ。しかしそれと同時に、ふらん達以外の客の違和感も明らかになり始め・・・?
アナザー・カントリー
学校の図書館のBL本に興味津々のふらん。そこへ図書委員の桐谷美影(きりたにみかげ)に声をかけられる。
「男はもっと男同士で恋愛をするべきだ」と主張する美影は、自分のおすすめのBL作品をいくつかふらんに貸し出す。
最初は戸惑っていたふらんも、いつしか新しい世界にハマっていった。
美影と心を通わせたふらんは、学校の男子達を改造してBLの楽園を作ろうと画策する。
人体のエストロゲンやテストステロンなどのホルモンバランスを調整する薬品を開発し、まず実験に協力してくれる男子生徒を募ろうとするふらんだったが、美影はその薬を学校中にばらまいてしまい・・・?
『フランケン ふらん frantic』第4巻まとめ
『フランケン ふらん frantic』第4巻についての感想・レビューでした。
本作はネットでも有名なグロ作品なので、そちらの描写が苦手な方は正直キツイかも。
しかし、この作品は間違いなく面白いです。
原作が気になるという方は過去の記事で『フランケン・ふらん』も確認してください!
ブログの方もよろしくお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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